おわかれのほし、をプレイしました。

未分類

ところにょりさんの「おわかれのほし」
steam版がセールになっていたので購入して遊んでみました。

この方のゲームは「renal summer」を遊んだことがあって
その雰囲気と音楽、表現が非常に好きです。
結構重い?暗い雰囲気なので、遊ぶときは日を選ぶ。

でもその重さがいいときもあって、今日がそのときでした。
重いと言っても暗くなりすぎないんだよなぁ。
なんとなく最後はちょっと明るい。夜明けみたいな雰囲気だと思ってます。

文章の表現もとても素敵で
短い文章で、伝えたいことや感情をまとめられてて凄いなと思います。

まあ実際遊んでみた方がいいです。
曲も神。renal summer遊んだ後に作曲家さんのspotifyで端から曲聞いてたんだけど
おわかれのほしのサントラもあって、凄く好きだったんだよね。

非常に印象に残ったエピソード・コェリヒさん

一番心に刺さったエピソードを一つ紹介。

コェリヒさん
父親に外に出るなと言われていた人。
過去に二回だけ外に出たことがあるが、外には家と同じく何も無いので
わざわざ出なくてもいい、と出なくなった人。

その人が父親が死んだ後に
生きるために必要な水を汲みに外に出ることもしないで
そのまま死ぬならそれでいいと死に向かっているときに

ここで涙腺が死にました(なおプレイ中に涙腺が死んだ数は覚えていない)

閉塞感、みたいな気持ちが分かりやすく書いてあって
ああ、あるある。そういうときあるよね。
例えば仕事にどうしても行けなくて
外が明るい日に布団から起きれなくて
ずっと横になってる日とかそんなことを考えるなぁって。

さすがに全て載せるのはちょっとなと思ったのと
他のエピソードも非常によかったし
ちょっと暗い話もあれば明るい話もあったので
気になる方は是非遊んでみてください。

セールもたまにやってますが定価もそんなに高くないです。

さいごに。エンディングの話。

エンディングが(多分)複数あります。

おそらく3種類のエンディングかな。
外に出るのと、おわかれするのと、むらにいつづけるエンディング。

プレイしていただいた方はサムネイルを見ていただければわかるかと思いますが
私は村から出る選択をしました。

これがこの最後のこどもにとって最善かは分かりませんが
村のひとたちの記憶を持ったまま水に沈むのは
なんだかもったいない気がしたので。

どこかに他の誰かと会えればいいな、と思いつつ
過酷な旅をさせてしまうのかもしれないなとも思います。

でもその結末が「わからない」のであれば
どう想像するかもプレイヤーに委ねられているんだなと思うので。
私は誰かに出会うことが出来たらいい、と思いました。

プレイ時間は3時間ほど。
ぼろぼろ泣きながらゆっくりした時間を過ごせました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました